外来診療
発熱症状のある方はこちらをご覧ください。
当院では発熱外来や予防接種などのほか、一般外来診療を受け付けております。診療時間は土日祝日を除く、月曜から金曜の午前8時30分から午後12時までのほか木曜日は午後2時~午後5時までの間診療を受け付けております。発熱外来以外は予約不要ですので、直接当院までお越しください。
診療内容(一般内科・呼吸器内科)
上記以外の健康にかかわる心配事などございましたら、お気軽にご相談ください。私たちの医療スタッフは、皆様の健康に対する深い関心と共感を持ち、専門知識を駆使して最善の治療とケアを提供いたします。患者様一人ひとりのニーズに対応し、信頼できる医療パートナーとしてお手伝いさせていただきます。
高血圧
高血圧は通常、自覚症状がほとんど現れませんが、体内の心臓や血管に持続的な高い圧力が加わることから、心臓と血管に損傷を与える可能性が高まります。このため、高血圧はしばしば「サイレントキラー」と称されます。
高血圧が持続すると、心臓の機能に障害を引き起こし、全身の動脈に硬化の進行をもたらす可能性があります。その結果、心不全、心筋梗塞、脳卒中(脳出血や脳梗塞)の発症リスクが増加します。
時折、健康診断や医師の診察時に高い血圧が観察されることがありますが、一方で自宅での血圧測定では正常値に戻ることがある場合、これを「白衣高血圧」と呼びます。白衣高血圧の場合、通常は薬物治療が必要ないとされ、診断には患者自身が自宅で血圧を測定するか、24時間血圧モニタリングを行うことが有益です。
コレステロール中性脂肪
コレステロールと中性脂肪(トリグリセリド)が高い状態は、一般的に脂質異常症として知られ、次のような症状や健康リスクが関連しています。
冠動脈疾患のリスク増加: 高いコレステロールと中性脂肪のレベルは、冠動脈疾患(冠状動脈疾患)のリスクを増加させます。冠動脈疾患は、心臓の冠動脈が狭窄または閉塞することで血液供給が減少し、心筋梗塞の原因となります。
脳卒中の危険性: 高いコレステロールと中性脂肪は、脳卒中(脳の血管異常による疾患)の発症リスクを増加させる可能性があります。
膵炎: 中性脂肪が非常に高い場合、膵炎(膵臓の炎症)の発症リスクが高まることがあります。
脂肪肝: 中性脂肪が高いと、脂肪肝(肝臓に脂肪が蓄積する症状)の発症リスクが高まります。
代謝症候群: 高いコレステロールと中性脂肪は、糖尿病や高血圧などの他の代謝症候群の要因と結びつくことがあります。これらの疾患は心血管リスクを増加させる可能性があります。
脂質沈着: 高いコレステロールと中性脂肪は、血管内に脂質の沈着を促進し、動脈硬化(血管の壁の厚さと硬さが増す症状)を引き起こす可能性があります。これは、心臓病や脳血管障害のリスクをさらに増加させます。
これらの症状やリスクは、コレステロールと中性脂肪が高いままである場合に発生する可能性が高いです。しかし、適切なライフスタイル変更、食事療法、運動、および必要に応じて薬物治療を含む適切な医療ケアによって、これらのリスクを軽減することができます。
気管支炎
気管支炎(きかんしえん)は、気管支(呼吸器系の一部で、空気を肺に運ぶ管状の構造)の炎症を指す呼吸器疾患です。気管支炎は通常、感染症や化学物質の刺激によって引き起こされ、一般的に以下のような症状と特徴を持ちます。
咳: 気管支炎の主要な症状は、咳です。咳は通常、粘液や痰を排出するための自然な反応で、炎症が気管支を刺激することで引き起こされます。咳は時に慢性的で長期間にわたることがあります。
粘液や痰の増加: 気管支炎の際、気管支の粘膜が過剰に刺激され、痰(たん)や粘液の産生が増加します。これが咳と一緒に痰を排出する原因となります。
呼吸困難: 重度の気管支炎の場合、気管支の炎症や痰の増加が呼吸を困難にすることがあります。特に息苦しさが運動時や夜間に増加することがあります。
胸部の不快感: 気管支炎は胸部の不快感や痛みを伴うことがあります。
咳の悪化因子: 喫煙、空気中の有害な化学物質や汚染物質、アレルギー、感染症(風邪やインフルエンザなど)、冷たい空気や湿度の変化などが、気管支炎の症状を悪化させることがあります。
気管支炎は急性または慢性の形態で現れることがあります。急性気管支炎は通常、感染症(ウイルスや細菌)が原因で発症し、数週間から数ヶ月で症状が改善します。一方、慢性気管支炎は長期間にわたり、一年中症状が続きます。慢性気管支炎は通常、喫煙者や長期間の空気汚染にさらされている人々によく見られます。
気管支炎は適切な管理を行えば改善可能な疾患ですが、放置すると呼吸器の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、早期の対処が重要です。